【1,000字で解説】「スタンフォードの自分を変える教室」
スタンフォードの自分を変える教室という本について1,000字で解説します。
1.本能を利用する
人の脳は変化を拒絶します。
そのため、自分を変えるには、科学的に正しい方法で取り組む必要があります。
本能に逆らってはいけません。
本能を利用して、思い通りの自分を目指しましょう。
まず、意思の力を発揮させるために、呼吸を落ち着かせましょう。
ゆっくり呼吸することで、心拍数が低下します。
この心拍数の低下度合いが大きいほど、意志力を向上する効果が高くなります。
本能的な行動を抑えたい時、まずはゆっくり呼吸をしてみましょう。
2.罪悪感を持たない
自分の行いを良い、悪いで判断するのは止めましょう。
良いことをすると、そのご褒美に悪いことがしたくなってしまいます。
たとえば、ダイエット中に、食事を我慢するのを良いことだと考えていると、食事を我慢したご褒美に、たくさんの食事がしたくなるのです。
行動を「良い」「悪い」で考えるのではなく、常に目標に向かって、ちょっとでもマシな選択を続けることが効果的です。
脳は変化を嫌いますが、習慣は大好きです。
脳が嫌がらないよう、ちょっとずつ変化させて習慣化してしまうのが、自分を変える近道なのです。
3.脳の快楽物質
脳内物質のドーパミンは、報酬を手に入れた瞬間ではなく、報酬が手に入ると予感した時に発生します。
目の前にご褒美がぶら下がっているときにドーパミンが生じ、ご褒美を手にすると発生しなくなるのです。
この効果を利用し、購買意欲を刺激する仕組みが世の中には溢れています。
しかし、ドーパミンに従って商品を購入しても、幸福を得られるとは限りません。
いつまでも手に入らないご褒美を、求め続けることになるのです。
ドーパミンは、幸福を感じる物質ではなく、幸福を追求させる物質なのです。
この効果を利用して、やりたくないことを実行する手助けにすることはできます。
ご褒美は、手に入れた瞬間より、追い求めている瞬間の方が楽しいのです。
ご褒美を追い求める仕組みを作り、思い通りの行動につなげましょう。
まとめ
やってはいけない行為をつい行ってしまった際に、罪悪感を感じるべきではありません。
罪悪感を感じる人ほど、同じ行為を繰り返すことがわかっています。
自分を責めることは、目標に対して逆効果となります。
失敗した自分を、まずは許してください。
失敗そのものではなく、失敗に対してどう行動したかが重要なのです。