【ためにならない話】スマブラ配信者について
今回は、特にためにならない話をします。
内容は「スマブラ配信者について」です。
私は普段、ニンテンドースイッチのスマブラSPをプレイしています。
You Tubeには、スマブラSPのプレイ動画をあげて実況付きで配信するゲーム実況者が数多く存在しています。
最近、このスマブラ配信者界隈に激震が走りました。
これについて、全く知識のない方向けに、話をしたいと思います。
スマブラSPは2018年12月7日に発売されました。
その後You Tubeには、多くの実況動画が配信されます。
その中で、チャンネルの登録者を急激に伸ばしていったのが、エスケーとトーサの2人です。
エスケーはマリオを使ったコンボによる魅せプレイを売りにして、「ガン攻めヤンキーマリオ」というキャッチコピーで登録者を伸ばしていきました。
トーサの使用キャラはドンキーコングで、豪快な技によって形勢を覆す「壊しキャラ」で上位プレイヤーを壊していきました。
トーサはトークも破壊的で、他の配信者を煽ったり、過激な発言で視聴者を獲得していきました。
そのキャラクター性により、トーサは他の配信者と揉めることがしばしばありました。
古参の配信者であるタナやグリンカッツは、それぞれいざこざもあり、トーサとのコラボをNGとしていました。
しかし、急速に登録者を増やすトーサを、無視し続けることはできませんでした。
トーサをブロックし続けていたタナは、オンラインのトーナメント大会で、トーサとぶつかることになります。
この勝負にはタナが勝利しましたが、視聴者からの要望もあり、ブロック解除に至ります。
その後、タナの仲介により、和解のきっかけづくりのため、グリンカッツとトーサの10先勝負(先に10勝した方の勝ち)を企画します。
この10先でトーサがグリンカッツに圧勝します。
これをきっかけに、グリンカッツはトーサとのコラボNGを解除することになるのですが、プレイを売りにしていたグリンカッツとって、この敗北は致命的でした。
その後トーサは、グリンカッツを見下すような発言も行なっています。
とはいえ、その後の配信者の企画に共に参加するなど、2人は和解したように見えました。
エスケーやトーサの後に登場した配信者がJ!です。
J!はかつてニコニコ動画で前作の配信者として活動していましたが、スマブラSPの配信者としてYou Tubeに参入してきました。
J!はトーク力に加え、トップレベルの実力を持っており、プロプレイヤーや配信者たちに10先を挑み数多くの勝利を手にしています。オンライン大会でも上位の常連となりました。
また、J!は企画力も高く、何人もの配信者を巻き込み配信イベントをいくつも開催していきました。
エスケー、トーサ、J!がコラボすることで、スマブラ配信は急激に盛り上がっていきました。
そして、2020年10月15日、ある衝撃的な事実が暴露され、配信者界隈に激震が走りました。
You Tubeでこの暴露を行なったのが、「森野きノみのゲーム日記」というチャンネルです。
このチャンネルの配信者きいちゃんは、いわゆる男の娘です。
きいちゃんは、あるときから、トーサのチャンネルに登場するようになりました。
この2人は交際しており、トーサのサブチャンネルでは、カップル動画としてお互いにドッキリを仕掛け合う動画などが配信されていました。
しかし、やがてこの関係に終わりが訪れ、2人は別れてしまいます。
きいちゃんとしては、このまま関係を終わらせるつもりでしたが、その後のトーサの対応に納得がいかず、暴露動画を公開します。
トーサはきいちゃんに対して、共通の知り合いであるオールドという人物に今後一切関わるなと命令します。
そして、そのための誓約書を書かせようとします。
しかし、別れた相手から今後の人間関係を指図される筋合いはありません。これに納得できず、動画の公開に至りました。
問題は、動画の中で触れられているオールドが何者なのかという点です。
このオールドは、トーサのゲームプレイを代行していたのです。
トーサはプロゲーマーや他の配信者をプレイで倒し、相手を罵るような言動を繰り返してきました。
しかし、そんな自分こそ嘘で塗り固めた偽物の配信者だったのです。
この暴露動画が公開された日の深夜に、トーサはバリカンで頭を丸めた上で、すべてを明らかにし、引退を宣言する動画を公開しました。
これに対して、他の配信者の反応は様々でした。
エスケーは、トーサの言動によって仲違いしてしまったことがあります。
さらに、トーサがエスケー潰しとも取れる動画を配信したこともあり、精神的にダウンしてしまった時期があります。
しかし、その逆境を実力で乗り越えたからこそ、今のエスケーがあると言っています。
それが偽物であっても、トーサという存在があったからこそ自分は成長できたと言うのです。
グリンカッツへの謝罪と、本当に自分の実力で強くなることを条件とし、活動の継続を提案しました。
タナも同様で、「本当に強くなるお前を見てみたい」、「また戻ってこいよ」というコメントをしています。
視聴者からもグリンカッツに謝れという声が多く上がる中、当のグリンカッツ本人は冷めた目で見ています。
「彼に対して思うことは特にない」、「復帰しても自分にちょっかいを出さないでほしい」という旨のコメントを残しています。
J!はトーサに対する怒りが収まらない様子です。
トーサを誘って企画を立案してきたJ!は、自分が間接的に視聴者を騙すことに加担してしまったことに憤りを感じています。
また、暴露動画によってトーサと進めてきた企画を中止することになり、それ対するトーサの不誠実な対応にも納得していません。
引退動画をアップした翌日に、トーサは引退撤回動画をあげました。
今後、配信者界隈の動向はどうなっていくのでしょうか。
個人的には、さらなる盛り上がりを期待しています。