もさおのためになる話

もさおが、ためになる話をします。

【ためになる話】「聞くだけで学力が向上する言葉」

「言葉ではなく行動が人生を変える」(出典:もさおの名言集)

 

まさにそのとおりだと思います。

どれだけ本を読んでも、どんな偉人の言葉を聞いても、行動に変えなければ何も生まれません。

 

しかし、ただ聞くだけで、子供の学力が向上する一言があるのです。

その効果は、科学的に証明されています。

 

もちろん、これを聞いた途端にいきなり学力が高まるわけではありません。

これを知ることで、将来の学力向上につながるのです。

 

一瞬で効果の出る魔法のような言葉ではありませんが、ただ聞くだけで将来が変わる可能性があります。

 

子供のいる方や、学生の方にはぜひ聞いてください。

 

 

 

【少人数学級制度】

日本では、子供の学力向上のための政策として、以前から文科省が少人数学級制度を導入しています。

 

確かに、海外の実験では、1クラス20人以下の少人数学級には一定の効果があることが分かっています。

しかし、文科省が日本で導入している少人数学級制度の効果は立証されていません。

 

そもそも、日本の教育政策には、実証実験などの科学的な根拠が乏しいのです。

「理屈からしておそらくこうなるだろう」という仮定のもとに、教育政策が行われますが、「実際にそのとおりになった」という根拠に基づいていないのです。

 

理屈として正しいことが、必ずしもそのとおりとなるかはわかりません。

たとえば医学の分野では、医学的に効果のありそうな薬を開発したとしても、それがいきなり普及することはありえません。

 

その効果の程が確信できるだけの、臨床試験を経て、ようやく普及していくのです。

 

テネシー州での実証実験】

この動画で紹介する「子供の学力が向上する一言」には、科学的な根拠があります。

これも海外の実験ですが、アメリカのテネシー州での実験において、このような言葉を聞くことで将来の学力が向上することが分かっています。

 

科学的根拠の乏しい少人数学級制度の実施には多大な費用がかかります。

一方、今回紹介するものは、ただ聞くだけで効果が出るのです。

費用は一切かかりません。

 

「効果の程は保証できないが多大な費用がかかる政策」よりも、

「海外の実証実験で効果が証明されている費用のかからない手段」のほうが、

圧倒的に優れた方法です。

 

 

【教育の収益率】

 前置きが長くなりましたが、「子供の学力が向上する一言」を発表します。

 

それは、「日本では、高卒で働くより、大卒で働いたほうが生涯年収は1億円近く高くなる」です。

 

解説しましょう。

先程お話したテネシー州における実験では、教育の収益率を子供に周知することで、子供の学力に影響があるのかを検証しました。

 

教育の収益率というのは、教育に投資した結果、将来どのくらいの収入増加につながるかというものです。

つまり、「今のうちに勉強しておけば、将来いくらぐらいお金が増えます」というものです。

子供にとって、将来の収入増加が、勉強のモチベーションになることが判明したのです。

 

教育の収益率を伝える一言として、「日本では、高卒で働くより、大卒で働いたほうが生涯年収は1億円ほど高くなる」という一言を紹介しましたが、少なくともこの一言で、大学進学の意欲は向上するでしょう。

 

特に、1億円という数字にはインパクトがあります。

勉強のモチベーションを高めるには、具体的な数字を用いるのはとても効果的です。

 

勉強を教えるには手間と時間がかかるものです。

しかし、モチベーションを上げることは一瞬でできます。

そして、その効果は長期的に継続します。

 

 

おわりに

このように、科学的根拠に基づく教育方法について説明したものが「学力の経済学」という本です。

間違った教育方法に多大なムダ金をつぎ込みたくなければ、ぜひこの本をご一読ください。